改造車の純正指定幅以外のタイヤの太さ、細さの影響

極端にサイズが違うものはもちろん入りませんが、ちょっと改造車の場合、サイズを変えるだけで色んな変化があります。
今回はその中でも扁平率に関して、ちょっとだけご紹介します。

 

改造車にする時に気になる扁平率というのが何かと言いますと、タイヤのインチ表示の前に付く50とか40とかの数字です。
これはタイヤの厚みを表しています。
タイヤが厚みが変化するとどうなるかというと、タイヤに入る空気やタイヤのゴムの厚みが変化します。

 

改造車の場合、この影響が出るのが乗り心地で、扁平率が低くなると地面からの凹凸をタイヤのたわみで吸収し切れず、ガタガタと車が揺れるようになります。

 

この揺れは地面から車体を通して体に入る情報が増えている為で、改造車のハンドルを切った時のダイレクト感などは低扁平タイヤの方がよく伝わってきます。

 

逆に扁平率が高くなるとタイヤの厚みと空気の量が増え、たわみが大きく、凹凸をいなす性能が向上します。

 

改造車のサスペンションが硬い車で乗り心地を良くしたい場合は純正よりもワンサイズ高扁平なタイヤを履かせる事で劇的に乗り心地が良くなります。

 

車の挙動などはタイヤのゴムが動きを吸収してしまう為解り辛くなり、スポーツカー等では楽しみが減ると感じてしまう人もいるかもしれません。

 

極端に大きいサイズにしてしまうと、改造車のスピードメーターの誤差が大きくなってしまうのでオススメできませんが、乗り心地を調律する意味で言うなら、扁平率の変更は十分にアリな選択だと思います。

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